蘭の肉体
蘭の肉体
あらすじ
坂田アキは部下の芳夫を連れて、ある男の所にサラ金の取り立てに行った。アキは恋人のカズのために働いている。芳夫が男をメチャメチャに殴り付けると、男は窓から飛び降り自殺をしてしまう。パトカーのサイレンが聴こえ、アキは半開きのドアの部屋に駆け込んだ。この出会いが部屋の住人・ヒロシの平凡な人生を大きく狂わすのだった。アキの目付きに魅了されたヒロシは、彼女を押し倒すと中へ押し入っていった。一方、カズは組から3千万の取り立てを任され、アキに金の工面を頼む。アキはヒロシを誘ってスーパーを襲い、3千万円を奪う。盗んだ金を持って部屋に戻ると、カズは指名手配のヒロシを追い出そうとする。ナイフを待ったカズとヒロシが揉み合いとなり、カズの方が倒れ息絶えてしまう。ヒロシは“お前のおかげで金を盗み、人まで殺してしまった”とアキをののしる。そんな二人の部屋に芳夫がやって来た。アキは弟のような芳夫の涙を口でぬぐってやると、股間に顔を埋めるのだった。芳夫は昔からアキを愛していた。そんなアキの背中にヒロシがナイフを突き刺した。逃げ惑う芳夫。息絶えていくアキの唇がふっと微笑む。ヒロシはいつまでもアキの頬を撫で続けていた。
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編集部レビュー
【高橋ゆうきのレビュー】 「蘭の肉体」は、日本映画史上重要な位置を占めるにっかつロマンポルノの傑作です。森みどり演じるヒロイン・蘭は、官能と危険が交差する世界で翻弄される女性として描かれており、その切実な表情がスクリーン越しに伝わってきます。 本作の魅力は、単なる刺激的なシナリオに留まりません。西村昭五郎監督による緻密な心理描写が、登場人物の欲望と葛藤を丹念に映し出しており、VR映像化によってその没入感が一層深まっています。痴女的な振る舞いと見せかけながら、実は傷つきやすい一人の女性の内面が浮かび上がる構成は、単なるエンタメ作品としての枠を超えています。 映像クオリティも安定しており、暗めのライティングが作品全体に妖しい緊張感をもたらしています。HNTには類似の懐かしい傑作も多数収録されており、昭和から平成にかけての成人映画の質の高さを改めて認識できるでしょう。懐かしさと新しさが融合した、VRならではの体験が楽しめる一本です。 HNTでは他のロマンポルノ系作品も充実しているので、ぜひ発掘してみてください。
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