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女子大寮VS看護学園寮

    発売日
    収録時間収録時間:69分
    出演者浅見美那 / 林亜里沙 / よしのまこと / 真堂ありさ / 三上真梨江
    監督斉藤信幸
    シリーズ—-
    メーカーにっかつロマンポルノ
    レーベル—-
    ジャンル女子大生 / 成人映画

    作品紹介

    ある日、女子大生、宮本一枝は恋人の山口孝に別れ話をもち出した。諦められない孝は、夜、一枝の部屋に侵入しようとして窓から落ちてしまう。病院のベッドの上で気付いた孝は、意地を張って、傍らにいる一枝にもう来るなと言う。やがて孝は、看護実習生の知子と親しくなっていく。そして、一枝は近所の酒場“風来坊”で知子と知り合い、親しくなるが、二人が孝を好いていることが分り、ライバルとなる。一枝が病院に行くと、彼は連絡なしに退院しており、傷ついた一枝は奥さんに逃げられた“風来坊”のマスター、信也と体を重ねるのだった。夏が過ぎ、秋になるとキャンパスは学園祭が花盛り。一枝は孝と偶然に出合い、強引に体を重ねるが、孝は、知子が看護婦になった時点で同棲しようと心の中で決めていた。数日後、一枝が“風来坊”に入っていくと、知子と孝、友だちの女の子もボーイフレンドといちゃついており、マスターの信也も帰ってきた奥さんと仕事をしている。幸福そうなみんなを残して、一枝は明け方の街に出ていく。突然、激しい雨が降ってくる。降りそそぐ雨に寂しい気持ちが癒されていく。

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    みんなのレビュー

    我が青春時代だった80年代の空気感や、
    もて余してたエネルギーだとか、思うようにならない焦りだとか。
    エロ目的だけでない、あの、時代のひとコマをそのまま切り抜いた青春映画だと思います。
    映画芸術でシナリオを読んでみたくなった作品です。正直、脚本と映像がこれほどマッチしなかった作品も珍しいと思います。別の監督で撮るべき作品だったかも?ドラマの桃尻娘で監督した中原俊さんなら斎藤博さんの世界観を上手く表現できたと思います。
    出ている女優さんが多すぎて

    ✍️ HNT編集部レビュー

    『女子大寮VS看護学園寮』——80年代青春ドラマの切実な恋愛模様

    私が担当する作品の中でも、この『女子大寮VS看護学園寮』は、単なるアダルト作品としての枠を超えた、深い人間ドラマとしての価値を持つ一本です。1980年代の空気感を色濃く反映した本作は、焦燥感に満ちた青春時代の不安定な感情と、複数の登場人物が織りなす三角関係の行方を、丁寧に追い続けています。

    複雑に絡み合う感情と人間関係

    本作の中核をなすのは、宮本一枝という女性キャラクターの心理描写です。恋人・山口孝との別れを決意した一枝ですが、孝への想いは簡単には消え去りません。窓から落ちて入院した孝のもとへ何度も足を運ぶ彼女の姿は、未練と諦めのはざまで揺らぐ心情そのものです。

    その後、知子という看護実習生がストーリーに登場することで、状況は一変します。同じ男性を想う二人の女性が、ライバルとして対立していく過程は、女性視点で見ると非常に興味深い心理戦となっています。互いに相手を意識し、牽制し、やがて確執へと深まっていく——このような人間関係の複雑さが、本作を単純なエロティック作品ではなく、人間ドラマへと昇華させているのです。

    時代背景が生み出す青春の質感

    本作が発表された1980年代という時代設定は、極めて重要な要素です。当時の若い世代が抱いていた「もて余したエネルギー」や「思うようにならない焦り」といった感情が、随所に表現されています。近所の酒場「風来坊」というロケーション選択も秀逸です。キャンパスと日常的な大人の世界とが交差する場所として、複数のキャラクターの運命が交錯するハブとなっています。

    キャンパスの学園祭シーンでは、青春のエネルギーが最高潮に達しますが、その直後の急転直下の展開は、若き日の恋愛の無常さを感じさせます。このメリハリのある構成こそが、本作のストーリー性を高めているのです。

    登場人物たちの人生模様

    興味深いのは、本作に登場する複数の女性キャラクターたちが、それぞれ異なる人生を歩んでいるという点です。

    • 大学生の一枝——恋愛における主体性と受動性の間で揺らぐ
    • 看護実習生の知子——専門職への道を進みつつ、恋愛でも積極的
    • 各キャラクターのボーイフレンド、そして「風来坊」のマスター信也——男性視点からの相互関係

    これらのキャラクターたちが相互に影響を与え、時には協力し、時には対立しながら進んでいく物語は、群像劇としての高い完成度を持っています。特に終盤で「風来坊」に集う各人物たちが幸福に満ちた姿を見つめる一枝の心情——取り残された感覚と、それでもなお雨に癒される寂しさ——は、多くの視聴者の心に深く響くでしょう。

    視聴をお勧めする方へ

    本作は、以下のような視聴者にお勧めできます。

    • 80年代の雰囲気を感じたい方
    • 複雑な人間関係とキャラクター心理を丁寧に追いたい方
    • 単なるエロティック作品ではなく、青春ドラマとしての深さを求める方
    • 実在感のある登場人物たちの運命の行方を見守りたい方

    全69分というコンパクトな尺の中に、これだけの感情的豊かさを詰め込んだ本作は、ある意味では脚本の質の高さを物語っています。制作技術面での指摘は、業界内でも議論がありますが、ストーリーとキャラクターの本質的な価値は揺るぎません。

    私は、この作品を新しい視点で捉え直す企画も検討しています。80年代の青春を知る世代にはノスタルジアを、若い世代には時代を超えた人間ドラマの普遍性を感じていただけるはずです。

    ——田中 美咲(コンテンツ編集部・5年目)
    ストーリーの質感と人間関係の複雑さが、本作を傑作へと導いています。ぜひ一度ご覧ください。

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